『評』★★★★★
番外編となる今作は、恋の手ほどき指南をかけたサバイバル戦と、紅家3兄弟の過去、そして紅家次男とそのお嫁さん・百合さんの馴れ初め話の3本を収録。
実際は半分以上のページが最後の馴れ初め話なのですが(笑)
どこもこれも相変わらずのテンポの良さと、上手い具合に入り混じっているシリアスとギャグの加減がとても言いかんじでした。
特に今本編が大分暗いので、こういう何気ない日常のお話は嬉しい。
1番好きなのはやはり3本目の馴れ初め話。
あの次男が結婚していると知ったときにはとても驚いたのですが、読んでみると確かにこれくらい世の中悟りきってないと付き合えないわなと。
受験時代の悪友トリオの、この頃だからこそ出来るやりとりや会話にもにんまり。
小さいながらも、なんとかどうしようもない大人な次男と、明らかにもっと良い人が見つかりそうなんだけどそうなると次男が一生1人ぽっちになってしまうよどうしよう百合さんな、2人の間で必死に奮闘するちびっここと、コウが可愛かったです。
特にこれ以後彼は一切嘘をつくことがなくなった、みたいな一文には笑った。
個人的に絳攸の途方もない方向音痴の原因が知れたのは嬉しかった。百合さん酷い(笑)
ラストの締めはらしい終わり方でよかったです。
最後のおまけの、現在の3人の会話と。
長男の家庭とはまた違った、とてもいい親子関係なんだなぁと思いました。